葬儀マナーの基本
高齢化社会を迎え、お年寄りが増える中、
「葬儀マナー」という言葉が身近な存在となって来ました。
そこで、普段接する機会が少ない葬儀マナーを習得してみてはいかがでしょうか。
普段着のままで構わないので、何をおいても駆けつけましょう。
訃報の知らせには故人との関係や状況を考え、すぐに弔問するべきか判断します。
通夜へは地味な外出着で構いませんが、派手にならないようバッグやアクセサリーにも注意します。
男性:ブラックスーツに黒ネクタイ。
女性:黒のフォーマルウェアが一般的。
通夜は、通常一時間程度行われるので、その間に弔問するようにします。
受付では、お悔やみを述べてから記帳します。香典を差し出す場合は、相手に名前を向けます。そして、名刺を渡す時は左下の角を表側へ折って出します。 受付がない場合は、遺族にお悔やみを述べ、香典は祭壇に名前を自分側に向け供えます。
焼香の回数は宗派によって違いますが、一般会葬者は1回でも2回でも構いません。
立礼(立って行う拝礼)と座礼(座って行う拝礼)の焼香の作法は同じです。
焼香する時は左手、合掌する時は両手にかけて、親指と人差し指ではさみます。
使わない時は、左手で房を下にして持ちます。
神式では
前の人に習って、玉串も花も祭壇のほうに向けて供えるだけです。
故人の思い出を語りながら、用意された食事に箸をつけるのが礼儀とされています。
また、飲み過ぎは控え、車で来た時はお酒を断りましょう。
香典袋は、「御霊前」が宗教に関係なく使えます。紙幣は古いお札を入れ、ふくさに包んで持参します。
香典の金額ですが、両親や兄弟姉妹の場合約5万円~10万円、祖父母や親戚では1万円~2万円、友人・知人・ 仕事関係などでは5千円~1万円くらいが一般的です。
供物や供花を贈る場合、事前に遺族の意向を確認しましょう。
告別式だけに参列する場合は、指定の時間内に伺って焼香します。出棺間際に伺うのは失礼になりますので注意が必要です。
遺族を見かけた時は、会釈するだけにとどめます。友人・知人に会った時でも目礼程度とします。
告別式では、焼香が終わってもなるべく残り、合掌して出棺を見送るようにします。
弔辞の依頼があったら、引き受けるのが礼儀です。
弔辞の朗読時間は3分くらいが目安となり、内容はできるだけ自分の気持ちを素直に表現しましょう。
弔辞を読む時には、祭壇の前に進み遺族と遺影に一礼し、故人に語りかけるように話します。
通夜や葬儀・告別式から帰ってきたら、玄関に入る前に塩をひとつまみずつ胸と肩のあたりに振りかけ、お清めをします。
どうしても事情があって弔問できないときは、弔電(お悔やみ電報)を喪主宛に打ち、差出人名はフルネームで出します。
案内状がきたら、なるべく早く出欠の返事を出します。
出席する時は、供物料を持参します。現金を包んで行く事が一般的なので、金額は1万円を目安にする人が多いようです。
すぐに電話や手紙でお悔やみを伝えます。先方の都合を確認した上で、できるだけ早く弔問しましょう。
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